島根県邑南町の城跡
ここでは、島根県邑南町・瑞穂地区の城跡を紹介しています。
二ツ山城 写真集
二ツ山城跡の、本丸周辺の写真を掲載しています。
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(撮影:2020年2月、2023年4月)

説明用の二ツ山城縄張図

二ツ山城の本丸へきました(縄張図J)
非常に広い空間です。

「二ツ山城由来」の看板
出雲頓原への移封の事実はありません。

主郭北側には高さは小さいながらも土塁があります

主郭中央は方形で一段高くなっており、礎石が散在しています。
おそらく館となる建造物があったのでしょう。

「駄屋の段」と呼ばれる曲輪(縄張図K)

駄屋の段より本丸方向を眺めます。切岸が凄いです。

麓から馬場に登ってくる道は「殿様道」と呼ばれています

本丸北側にある「雪隠の段(厠の段)」と呼ばれる曲輪(縄張図L)
トイレがあったのか?おそらく搦手の役割を持ったのでしょう。

雪隠の段から伸びる尾根は堀切を設けています(縄張図M)

林道を登る途中に、長大な竪堀を見ることができます(縄張図N)

橋が懸かり谷のようですが、竪堀です(縄張図O)

長く立派な竪堀で、敵の横の動きを遮断

縄張図Pの堀切。登城路に橋を架けています

Pの竪堀上部

縄張図Qの竪堀。規模が凄い。

南の古い曲輪のある尾根を完全に遮断しています。

「太鼓の段」と呼ばれる、主郭南尾根の曲輪(城郭図R)

「太鼓の段」には南端が櫓台状になっており、尾根筋を警戒しています。

櫓台部分

「南出丸」と呼ばれる、太鼓の段の南の曲輪(城郭図S)

南出丸は塁線土塁があり、南尾根を警戒しています。
深い竪堀といい、主郭から南の尾根を徹底して守っています。
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