邑南町の観光名所、歴史の紹介
ここでは、島根県邑南町内にある歴史スポットや観光名所などを紹介しています。
久喜・大林銀山跡……今、邑南町で最も熱い歴史スポット(大林地区編)
(久喜地区編・岩屋地区編からの続き)
久喜地区と共に栄えた大林銀山。江戸時代初めの検地帳には大林に176軒の屋敷があり、『髪結い』『湯屋』『煙草屋』などあったことが記されているほど、繁栄していました。
今に残る銀山跡を見て行きましょう。
「道小間歩」入口
道路脇には案内板が出ています。
間歩前はご覧のように草木も生えぬ地帯
道小間歩の入口は復原されています。
普段は鍵が掛けられています。
道小間歩群は、元亀2年(1571)の文書に記載があるほど歴史が古いものです。上の写真の坑道には、地元の方の案内がないと入れませんが、上の坑道と結ぶ縦坑や丸太はしごが残されているそうです。
山の内製錬所跡
大量のカラミが堆積しています。
銀吹山品龍寺
創建は享保年間の歴史を持ちますが、今は廃寺。
露頭堀跡と風穴間歩へ行ってみましょう。
縦に割れた穴のような風穴間歩入口
中は人一人がやっと通れそうな穴が奥に続いています。
露頭堀跡がありますが、急な登りなので注意!
大林山神社
鉱山の守り神なのだそうです。
なるほど、神社裏に間歩が存在します。
この他、大林地区には広く間歩跡が存在し、口番所や発電所跡、今は石見地区井原に移った満行寺跡など、かつての賑わいを感じさせる遺跡が多く残されています。
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※参考……久喜大林・銀山の里散策マップパンフレット(瑞穂文化研究会)
「石見の銀山」のなかの 『久喜・大林銀山』(いわみの種) 共に吉川正氏による。
(2014年4月)
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