邑南町の変遷を航空写真・地図で見る
ここでは、邑南町内やその周辺で廃村・廃集落となった地の変遷を、航空写真や地図で見てみるコーナーです。
江津市(旧桜江町)道平集落
道平(みちびら)は旧桜江町にある集落ですが、旧石見町の日和地区との繋がりが深かった集落です。
かつては三軒程度の集落だったようですが、川戸側からの標高差は約300mもあり、現在は付近を日桜ロードが走りますが、自動車でも登りはキツい山地です。
ちなみに、現在日和にある桜井太詔刀命神社(桜井神社)は、元は道平にあり、寛文11年(1671)に現在の位置に移ったという。元の社殿の礎石や門玉垣、僧坊の跡などが道平に残っているというが、それがどこかは不明。
つくづく、昔の人は本当にスゴいと思う……こんな所に暮らしていたなんて。
現在の道平(Googleマップ)
昭和27年の道平周辺地図
(地理調査所発行1/50,000地形図「川本」(昭和27.2))
(以下、航空写真は国土地理院国土画像閲覧システムより引用)
昭和23年(1948)の道平
昭和39年(1964)の道平
昭和51年(1976)の道平
平成5年(1993)の道平
平成10年(2010)の道平
川戸から見た日桜ロード
とんでもない急坂ですよ。
西側から見た道平集落方向
誰がこんなところに集落があったと想像できるのか……
歩行者の通行も禁止だそうです。
目の前なんですけど、今回は退散。
東側から見た道平集落
写真中央に水田の跡があります。
わずかな土地で耕作していたんですね。
(写真は2015年撮影)
>> (関連)石打峠
>> 廃集落の変遷シリーズ一覧
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