廃寺・無住寺院を訪ねて
ここでは、島根県邑南町やその周辺市町村にて、廃止、もしくは無住となってしまった寺院を紹介しています。
全長寺(川本町 市井原)
曹洞宗で歴史は古く、開基は天正三年(1575)。元は全提庵と言った。
毛利元就による川本温湯城攻略の際、毛利方へ忠義を働いた為、吉川元春より寺領を与えられたと言われる。伝承によると、毛利方の間者として温湯城の形状を調べて報告したようだ。
それほど歴史が古く、大伽藍を持っていたが現在無住。堂の一つは崩壊して現在跡形もない。もう一つの堂が崩れ落ちるのも時間の問題であろう。
全長寺の位置(Googleマップ)
Googleの航空写真では屋根が落ちています。
昭和51年の航空写真
実際には既に崩壊本堂は撤去済み
残るお堂も時間の問題
以上、撮影は2016年6月
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