廃寺・無住寺院を訪ねて
ここでは、島根県邑南町やその周辺市町村にて、廃止、もしくは無住となってしまった寺院を紹介しています。
宝珠寺(川本町 田窪)
真言宗高野派。文禄年間(1592-1596)に、毛利輝元が武運長久祈願道場として大森銀山に建立したという。明治10年(1877)に三原村田窪の自空庵へ合寺した。自空庵は元禄年中(1688-1704)に僧自空の開いたものといわれる。
かつて毛利輝元が寄進したと言われる巨鐘があったが、第二次世界大戦で応召されて無くなった。庫裡向かって左手の小高い山の中腹に鐘楼があったという。また本堂向かって右側に金比羅社があったという。
いずれにしても、昭和31年に住職が亡くなってからは無住となり、朽ち果てた模様。
宝珠寺の位置(Googleマップ)
昭和51年の航空写真
写真中央下が宝珠寺。上は西勝寺。
宝珠寺へ向かう道路の橋は荒れ果て……
宝珠寺があった方向
以上、撮影は2017年3月
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