島根県邑南町の城跡

廃寺・無住寺院を訪ねて

ここでは、島根県邑南町やその周辺市町村にて、廃止、もしくは無住となってしまった寺院を紹介しています。

安楽寺(美郷町 惣森)

 浄土真宗本願寺派 竜泉山 安楽寺。開創は元文元年(1736)9月。無住期間が長く、寺伝など記録がない。
 地元の伝承によると、住吉仲間氏という豪族の屋敷が同集落にあり、その仲間氏の祈願所として真言宗の寺として建立。その後、元文年中に大森銀山の西性寺関係の人により浄土真宗に改宗されたという。
 無住になったのは明治末期。寺を継がずに寺領の山林田畑を売り払い出郷した者があったという。
以前の本堂は明治5年の浜田地震で倒壊したといい、その後現地に移転再建。大正6年に改築、昭和51年に本堂と庫裡の屋根替えがなされた。喚鐘には「寛延四年辛末歳四月」「石州邑智郡惣森村 安楽寺教南」とある。


安楽寺の位置(Googleマップ)

安楽寺

安楽寺本堂

庫裡

本堂

トイレ?

安楽寺 門

  以上、撮影は2020年3月

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