戦国の石見を探る……邑南町の城跡や史跡を紹介

管理人の覚え書き
ここでは、当サイト管理人の城跡訪問の余談や、覚え書きなどを記しています。
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◆口羽通良の墓と宝物が眠る宗林寺
毛利元就の重臣である口羽通良は、邑南町(旧羽須美村)口羽の琵琶甲城を拠点としており、彼の墓は口羽の宗林寺(Google Map)に眠っています。
静かな谷間にある口羽地区ですが、口羽通良に関する史跡やお宝も多く、マニアにはたまらないスポットでもあります。
私は琵琶甲城跡に登った後、アポ無しで突然訪問しました。住職は若い方で、寺の歴史についてはまだ勉強中とのことで「適当に見てください」とのことでしたが、たまたま地元の歴史に詳しい翁がおられて、案内してくれました。
宗林寺正面。立派な山門です。
宗林寺案内板
口羽通良の墓は寺の裏側高台にあります。
寺院敷地の西側に登る道があります。
左が口羽通良、右はその奥方の墓。
もともとこの墓は寺院敷地内にあったのですが、ある時この場所に移転したそうです。
移転の際、様々な埋葬品が出たのですが、それについては後述。
裏側に口羽下野守通良の名が刻まれています。
墓地の隣にある広場は、初期の宗林寺の跡地。
この後ろから琵琶甲城に通じる山道が存在しています。
宗林寺跡地にある石碑。
墓地から眺めた現在の宗林寺。
口羽通良の館があったと言い伝えられ、実際「馬場」という地名が残っているそうです。
立派な本堂です
さて、口羽通良に関する宝物が、寺の「宝物館」という重厚な倉に眠っています。
最初住職に「見せてもらえないか」と聞いた時には「平時に一般公開はしていません」と断られましたが、案内してくれた翁と話が盛り上がって、何と倉の重い扉を開いてくれました。
感謝感激ですっ!
ということで、次のページでその宝物を紹介しましょう。
→ (次のページ)宗林寺に眠る口羽通良の宝物
(2010年3月)
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